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周南・下松エリアで定期的の演劇を見る方法-周南市民劇場の案内

6月18日(日)に、周南市文化会館で、周南市民劇場の例会が予定されています。

市民劇場とは、会員制の演劇鑑賞会です。毎月会費を収めて、平均2か月に一回、演劇を鑑賞できます。
演劇鑑賞会という響きは、もしかするとドレスコードや鑑賞後の感想会などを連想させるかもしれませんが、そういった面倒なことはありません。純粋に演劇を鑑賞ための会です。
俳優座や青年座など、伝統のある新劇系の劇団の上演が主です。心境を丁寧に描く、ゆっくりとした舞台が多くて、小劇場を発展させたようなスピード感のある舞台は珍しいです。今風の舞台を味わう機会にはなりにくいですが、それでも周南市民劇場で舞台を見るメリットはあります。

・定期的に演劇を鑑賞する機会になる

 山口県内では演劇はまれにしか上演されません。鑑賞しようと思ったら、広島や福岡まで行かないといけません。よく分からない土地の演劇情報を調べて、観たいものがあったら日程の確認、職場に公休希望を出して、チケットを抑えて、移動方法を考えて……と面倒です。
県外に出るとなると一日のことになりますので、仕事を休めることが観劇の絶対条件になるかと思います。面倒です、演劇を見に行きたい、行きたいと思いながらも、行けないまま一年を過ごしてしまいがちです。(私だけでしょうか?)
 その点、市民劇場なら平均2か月に一回上演があります。会場も近場で、夜も公演がある場合も多いので、仕事終わりに駆けつけることもできます。

・普段は観ない演劇が鑑賞できる

 私はNODA-MAPなど、アングラや小劇場系の舞台が好きです。千人規模の大劇場より、100人以下のほうが好きです。
 周南市民劇場で鑑賞できる作品は、まったく逆です。前述の通り、アングラや小劇場系より一世代前の新劇系が主流です。自分でチケットを選んでいたらまず観ない劇団ばかりです。なので思いがけない出会いがよくあります。好みじゃないと勝手に判断していただけで、新劇も意外と面白いなぁと思わせてくれる作品に出会うことがあります。
 合わないなぁと思うことも珍しくありませんが、自分からは進んで観ない作品を鑑賞することで見識が広がるというか、より深く演劇を知ることができるようにも思います。古典の上演も多いので、見ておきたいと思いながらも鑑賞の機会を先延ばしにしていた作品を観る機会にもなります。
(ちなみに鑑賞する作品は、年に一度アンケートがあって、それをもとに決定されるそうです。まったく自分の意志が反映されないわけではありませんので、いちおう)

・安い(かなり重要!)

 演劇のチケットは高いです。プロの芝居が2,000~3,000円で観れるとなると、安いねと感じます。5,000円くらいは当たり前だし、劇場によってはS席10,000円とかで、映画が1,500円程度で観られることを考えるとかなり高いと思います。
 そのうえ、県外で鑑賞するとなると移動費もかかります。さらに足を伸ばして、大阪や東京、福岡や広島でもソワレ(夜の公演)だと宿泊費までかかってきます。
 チケット代だけでみると、大差はありませんが、劇場が近くにあるだけで、そのほかに掛かる費用がずいぶん安くあがります。

6月18日(日)の演目は「おかしな二人」です。

上演団体はテアトルエコー。翻訳物の喜劇をよくやりますが、かつては井上ひさしが所属、書き下ろしていたこともあり、オリジナルの作品もよくやっているみたいです。周南市民劇場で来られるのは、2002年6月の「ら抜きの殺意」以来。(「ら抜きの殺意」、永井愛の傑作ですね! 賢くて、笑える、すごい作品だと思います。初演は1997年にテアトル・エコー)15年ぶりで、テアトル・エコー、生で観たことはないですね。いったい、どんな劇団なのでしょうか? 楽しみです!

周南市民劇場に興味のある方は、まず事務局(0834-21-7097 火~土 10:00~19:00)までご連絡ください。入会方法など詳しいことは事務局でご確認いただけると幸せます。

ちなみに6月例会の次は、7月24日(月)、25日(火)の「春、忍び難きを」(劇団俳優座 作・斉藤憐)です。
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