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結論を描いている以上、魅せるべきは過程にしかない-いちご100%の続編の連作が始まる

まっすぐ歩かないから まっすぐ歩けないから
僕が歩いたあとは 曲がりくねった迷路
迷路 迷路 迷路 迷路
「迷路」(ザ・ハイロウズ)

間違いなくいまの私に影響を与えている作品の続編が「少年ジャンプGIGA」にて連載がはじまりました。

「いちご100% East Side Story」(河下水希)

あらすじ:中間が中間古書店で店番をしている主人公・仲間は、ある日、客としてきた、まるで「野いちごのような」女子大学生に一目ぼれをする。顔見知りになったころ、ふとしたことから女子大生は「中間」のことを「真中」と呼び、涙を浮かべ、店を飛び出して行ってしまう、、、

2002~2005年代にかけて週刊少年ジャンプで連載された「いちご100%」の続編となる物語です。「いちご100%」は、主人公・真中淳平の将来の夢と恋愛にうだうだと悩み続ける物語です。そういってしまえば、それまでですが、ドタバタラブコメをやっている一方で、真中が将来の夢や目の前の恋愛に悩むさまは等身大で、胸を打つものがありました。
あの物語の続編。正確には「いちご100%」本編の途中、高校を卒業してから、最終話(卒業から4年後)で一同が再会する間までの物語のようです。

全何話の予定しているのか、分かりませんが、第1話を読んで、すこし首を捻る。導入としてはあまりにもあっさりしていて、前作に思い入れのない人には、絵がきれいなだけのよくある作品に見えるのではないでしょうか。
前作を知っていて、東城における真中の占める大きさを知っていれば、ああ、そうだよね、すぐに吹っ切れるわけじゃないよねと、自身の体験を思い返しながら読むことができました。

前述のとおり、高校卒業から再開までの間を埋める物語です。パラレルワールドではなく、きれいに繋がるためには、東城が ①作家として飛躍すること ②真中への心中を整理することが必須事項となるかと思います。
結論はすでに決まっています。魅せるべきは、結論に至るきっかけ・理由と心中描写。少女漫画と少年漫画のハイブリット漫画かである河下水希さんがどう描くのか、とても楽しみです。
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